歯が命の日 8月1日

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サンギは、2017年7月5日(水)に行われた日本経済新聞社クロスメディア営業局主催のシンポジウムに協賛いたしました。

円滑に仕事を行っていく上で、重要な印象づくりについて、歯科医師とプロのメイクアップアーティストにご講演いただいました。

講演 1

早坂香須子が伝授!
外見も内面もキレイな口元美人になる方去

早坂香須子氏 (メイクアップアーティスト)

 私のキャリアのスタートは、大学病院での看護師でした。その後メイクアップスクールに通いこの道に入りましたが、看護師時代の経験が活きています。どちらも人に向き合う仕事で、100%の自分で相手に向き合うことができるかどうかが大事だと感じています。外見も内面も自信をもつことは、それにつながると思っています。

 メイクアップアーティストとして働く中で、モデルや女優の方にお会いすることが多いのですが、口元が顔全体の印象に大きな影響を与えると感じています。皆さん肌はもちろん、歯や口元のお手入れをすごく気にされていて、ほとんどの方が信頼できるドクターを見つけ、定期的にケアされています。

 一般の女性にとっても、口元が顔全体の印象に大きな影響を与えるのは同じです。口元に自信があれば笑顔になれる。口元のメイクやオーラルケアはその自信をつくるものではないかと思います。私は歯列矯正を始めて3年目ですが、もっと早くはじめていればよかったと思っています。自然な笑顔は最強のアピールポイントですから。
 

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 ここからは口元を美しく見せるメイクをご紹介します。口元メイクで大切なのは、実はメイク前の段階です。私は必ずリップスクラブを行います。唇の皮がむけてしまう、血色が悪い、縦じわが気になると言う方は是非やってみてください。お顔のメイクと同じで、口元にも準備が必要です。

 ご自身に合ったスクラブを綿棒や指に取り、唇にのせていきます。唇は粘膜ですからとても弱いところです。こすりすぎないように、クルクルと円を描くように優しくマッサージしてください。

 私の使っているスクラブは砂糖でできているので、体温でだんだんと溶けていきます。なじんだなと思ったらウエットティッシュなどで拭き取って、リップバームでしっかり保湿します。これだけでも内側からの血色感がでます。これがメイクではとても大事なポイントです。ちょっと上気したような血色感はお肌同様フレッシュさを伝え、健康的で若々しい印象を与えます。

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 唇もターンオーバーしています。年齢とともにサイクルが長くなるので、野放しにしておくと角質がまだらになったり、皮がむけるような状態になったりすることがあります。ちゃんとスクラブでリセットし、特に外に出る際は肌と同じようにサンケア指数(SPF)の高いリップバームなどで紫外線ブロックを心掛けてください。また顔に比べ唇の保湿は忘れがちなので、リップバームは必ずバッグの中に入れておきましょう。
 
 もうひとつ私が強調したいのがインナービューティーです。女性の美しさは外面だけでなく、内面からもにじみ出てきます。睡眠をしっかり取るなどして内側からホルモンバランス・自律神経を整えるとそれが肌や唇の潤いやつやに出てきます。

 自分の体と向き合って大切にすることで、自分らしい美しさや自信が引き出され、ひいては自分らしい生き方に繋がると思います。

講演 2

「ミネラル補給」からはじめるオーラルケア
~10年後もキレイな歯のために~

加藤正治氏 (高輪歯科 院長)

 全国の20歳から69歳までの女性を対象にした「女性の美しさ」に関する意識調査※によると、重要度の第3位が「歯の美しさ」。第1位の「若々しい肌」と第2位の「バランスの良い体型」ともほとんど差がなく、昔から「明眸皓歯」という言葉もあるように、女性にとって歯の美しさの重要度が極めて高いという結果でした。

米国の歯科医師会が18歳〜34歳の「ミレニアル世代」を対象に行った調査では、“笑わないミレニアル世代”という言葉が使われています。33%が「むし歯や歯ぐきの問題で笑顔を見せることに消極的」、28%が「歯や口元の状態が、仕事の面接を受けることに悪影響」と答えており、口元の印象と歯の美しさの関係は深いことが解ります。
 

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 今日のテーマは「天然歯」です。8020運動の最新データを見ると、20本残っている人の割合が約50%。この人たちのうち、いい状態で歯が残っている人の多くに共通する点は、生えてきたそのままの歯である「天然歯」が圧倒的に多く残っていることです。歯周病で歯を支える骨を失っていない、歯ぐきが下がっていない、歯が極端にすり減っていない。つまり歯の健康を守ってくれる表面の“エナメル質”の状態がよければ、歯を長く残すことができるのです。

 このエナメル質が失われる原因の代表がむし歯です。また最近注目されているもので、酸性度の高い食品や飲料の取り方によって歯のエナメル質が溶けてしまう「酸蝕(さんしょく)」もあります。このほか、誤ったブラッシングなどによって歯を傷付けたり、歯ぎしりなどですり減らしたりしてしまうケースも見受けられます。

 むし歯菌の出す酸や酸性度の高い食品・飲料等によってエナメル質から溶け出てしまうミネラルは、本来は唾液の力によって自然に回復します。オートチャージのイメージです。しかしバランスが崩れ溶け出す方が多くなって唾液の助けが間に合わない場合は積極的にミネラル補給をすることが大切になってきます。

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 歯のエナメル質の97%はハイドロキシアパタイトでできていますので、歯とほぼ同じ成分であるナノ粒子ハイドロキシアパタイトを歯の表面に直接補給すると、この作用を計画的に高めることができます。エナメル質を守り、キレイな歯を取り戻すためには、この「ミネラルチャージ」が大切です。

 ミネラルチャージの基本はお肌の手入れと同じです。お肌の場合はメイク落としと洗顔フォームで汚れを浮かせて洗い落とし、ローション、保湿クリームで必要な成分をしみ込ませて封じ込める。歯の場合も同じイメージです。医院では表面に付着する汚れや歯垢(しこう)を取り除き、その後にナノ粒子ハイドロキシアパタイトでできたペーストを塗り込みます。歯と歯の間もフロスで塗り込んで、最後に封じ込める処理をします。これを繰り返すことにより、表面がどんどん平らに、なめらかに、きめ細かくなっていくわけです。汚れを落とすだけでなく、必要なもの(ミネラル)を補給しながらいいコンディションを維持していくことは、やがて大きな結果をもたらしてくれます。

 オーラルケアで最も重要なことは、目に見える変化が表れる前に着手することです。クリニックでご自身に合ったケアを相談していただき、予防のスタートラインを早め、定期的なプロケアと家庭でのセルフケアをバランス良く行っていくことをおすすめします。しっかりと天然歯にミネラルチャージを行えば、実年齢よりはるかに若々しい歯を手に入れることも夢ではありません。ぜひ家庭でもメイクやスキンケアの時間に少し歯のケアをプラスして、10年後に向け、もっとキレイな歯を目指してください。

トークセッション

歯や口元の健康・美容のギモンにお答えします